学校給食センター化について
私がブログにUPしてた事を見られた
山口市議の方からメッセージが届いていました
山口県でも学校給食がセンター化される
その事が議会で問題になってると言う事。
以前、旧姶良町のセンター化の問題で
教職員、栄養士さん、保護者の方
関係者の方など来られた集まりにも
参加させていただきましたが
鹿児島県内だけでなく
県外、国内でもこういう問題を抱えてる
ところはたくさんあるんだな・・と感じます。
センター化について私が以前書いた
ブログ☆がこちら
長いので・・・お時間のある方は
読んでみて下さい
鹿児島県の霧島市の自校の給食14校のうち9校をセンター化する案が出されておりますが、自校とセンターで予算が違うのかと言えば、給食費(納入材料費)はセンターも自校も全く変わらない、では、人件費が違うのかと言えば、この隼人のセンターと自校で比較すると、この『霧島市において』は、一人当たりにかかる人件費も変わらない。
では、センター建設と自校の改築工事費に予算の差があるのかと言えば、それもほとんど変わらない。給食費も人件費も工事予算もほとんど変わらないのであれば
では、いったい、何が、センターで効率化・合理化されるのか。
センターの給食が、『全面的に悪いとか、食育が出来ない』とは思っておりません。
なぜこの今の時期にセンターなのか。
あの東北の大震災で、センター給食だった、多くの生徒さん達が何日もまともな給食が食べれない映像が日々流れ、また私達の住む霧島市も、いつ被災地になるやもしれぬ
この時代に、自校をなくす事は、震災の教訓は何も生かされていないと思います。
センターの方も栄養士さん調理員さんが、愛情を込めて一生懸命作って下さってると理解出来ます。
しかし、今まで自校で育った子達の意見は
『作る方の顔が見えてこそ』なんです。子ども達に聞けば『おばちゃん達が作ってる様子が毎日見れて、毎日ありがとうって思うし、残さないで食べようって思う』
と言います。センターでも、バイキング給食や、栄養指導も含め、努力されながら食の行事もされてると思いますが、食は『行事』として根付くものではなく、毎日の感謝の気持ちから、五感を通じて学ぶ事が、何より大事なんです。
どんなにセンターで、思いを込めたと大人が言っても、子どもにとっては
『トラックが運んでくる、作る方の顔が見えない給食』になるんです。
『答申で決まった』では、保護者は、納得出来ません。
災害時に大事なのは、雨・風・寒さをしのげる場所と何より『食』です。
災害というのは、納入ルート・道路が遮断されるのが災害です。
その時に被災した時の避難所である小・中学校が独自で給食室を持つ事は、給食室の炊き出しの役割からもとても大事になってくると思います。
今の時世、『合理化』・『効率化』しないといけない事はたくさんあると思います。
そうやって、時代の流れの中で変化してきた事、これから変化していく事もたくさんあると思います。
しかし、これから未来を担う子ども達の子育て、特に、『食』に関しては手間暇、愛情をかけてこそで、それを子ども達に理解し、毎日の生活で『五感』で感じてもらうには、自校給食が一番いいに決まってます。
給食室を、ウエットからドライにする敷地の問題や、学校事の規模の問題などあるでしょうが、自校を残せる場所は、しっかり考えて残していくべきです。農業・漁業の盛んな、この霧島市の子ども達が大きくなって
『地元の食材に、自分の育った給食に、誇りを持てるような給食』
子ども達は、卒業する時に栄養士さん・調理員さんに御礼の手紙を書くそうです。
小学校の子達も、給食の方と大の仲良しです。
食器を返す時に、『美味しかったです!ごちそうさまでした』の声。
学校での、『一番の楽しみは給食』です。自校だからこそ、残食・偏食指導も時間をかけてしてあげられるし、学校の行事・授業に添った給食が出来ると先生方も言われます。
先日、群馬の方へ視察に行かれた議員の方々がいてくださいましたが
今回、国分北小学校様が、『文部科学大臣賞』を受賞され、それも、食育と地場産物の活用の結果のようです。この表彰も含め、自校の取組みの素晴らしさで県内外から視察にくるほどの、誇らしい自校を残して行く事は、しいては観光にも繋がると思います。
『給食』というのは、色んな観点から、色んな大きな問題を抱え、色んな方が関わってきますので、一概に、これが本当の答えがないかもしれませんが
絶対言える事は、
作ってる方が、そばにいて、作ってる方の顔・様子が分かって作ってる香りがしてくるその五感で感じられる環境が子どもにとっては、いいに決まってます。
老朽化したセンターを、自校に戻すところがあるのはそういう観点からだと思いますし平成20年に学校給食法が一部改正され、生涯にわたる健康作りのために児童・生徒へ食育の充実がさらに求められました。
また『昼食格差』のない子ども達への集団給食の持つ、大きな意義は大人が絶対に守っていかなければなりません。
『食』は命に繋がります。
限りある自然の恵の中で、子ども達に感謝の気持ちを持ってもらう事は、本当に大事な事です。
子どもに毎日身近に食に触れ、郷土を愛する気持ちを持ってもらうためにも自校給食は残していくべきだと思います。
上記をブログにUPさせていただきました
議員と語る会・市長と語ろう会の活動と
霧島市議会も傍聴させていただきましたが
仕方のない部分もあるというのは理解してます。
ただ今は・・・
大好きな霧島市の
自校給食が一校で多く残る事を祈るばかりです
メッセージを頂いた山口県の市議の方の
熱い思いが議会に届く事も
重ねて、祈っております